ALL FOR 2010 ! 岡田JAPAN観戦記

No. 64


2008年1月30日(水)キリンチャレンジカップ2008
日本代表対ボスニア・ヘルツェゴビナ代表

19:20キックオフ 国立競技場 観客数:26,971人



日  本
3
0
前半
0
0


ボスニア・ヘルツェゴビナ
3
後半
0

中澤 後半23分
山瀬 後半38分
山瀬 後半43分

得点者

 


先発メンバーや交代選手、詳細な試合内容はこちらこちらをご覧下さい。

2008年1月30日、先日のチリ戦に引き続き、キリンチャレンジカップ2008 日本対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦を見に行ってきました。この試合は平日開催だったのですが、場所が国立競技場と言う事で就業後に国立へ向かっても十分間に合います。国立は本当にアクセスの良い競技場です。(^.^) 先日のチリ戦が酷い試合だったので、それがどこまで修正出来ているかがこの日の観戦のポイントでした。
就業後、一緒に観戦する先輩と一緒に会社最寄駅の大門から大江戸線で国立競技場へ向かいました。競技場には19時少し前に到着。千駄ヶ谷門からスタジアムに入りました。この日は同日同時間帯にハンドボールの北京五輪出場を掛けたやり直し予選があり、そちらにかなりの観客を奪われ観客数がかなり少なくなると言われていました。スタンドに入ってみると確かに普段は一杯になる両方のゴール裏のアウエー側にかなりの空席があり、またバックスタンド、特にコーナー付近にはほとんど観客が入っていないような状況でした。。。(結果的にはここ10数年の国立競技場で行われた代表戦ではワースト2の観客数との事でした。)
そんな不人気(^^ゞなカードのおかげかこの日の僕の座席は何と前段A列、一番前の列のほぼ真ん中の素晴らしい位置でした。(見やすさはもう少し上の列の方が良いのですが・・・(^_^;))

座席に着いた時にはアップも終盤で、程なくして選手がロッカーへと戻って行ってしまったため、アップ風景の撮影は出来ませんでした。そして両チームの選手紹介となりました。まずはボスニア・ヘルツェゴビナ代表から。ボスニア・ヘルツェゴビナの来日メンバーは国内リーグに所属する選手が中心だったので、チリ同様誰も知っている選手はいませんでした。(^^;) 続いて日本代表のメンバー発表が始まりました。最初に発表されるのは当然GK。川口には全く興味が無いのでボーと見ていたら大型ビジョンに表示された背番号は何と18! この日の先発GKは「日本の守護神」楢崎でした。全く予想していなかった楢崎の先発だったのでビックリしましたが、これを見て久しぶりに楢崎のプレーが観られると思い嬉しくてたまりませんでした。(何故良く川口を使うのか僕には全く理解できません。(-_-メ)) DFは先日のチリ戦と同じメンバー、センターバックに中澤と阿部、左が駒野、右はこの日も内田でした。中盤は遠藤、中村憲剛、鈴木啓太の3人が発表され、その後2トップの高原と巻が発表されました。そして先発メンバーの最後に大久保が発表されました。この日は大久保がトップ下または1.5列目に入るようなフォーメーションになっていました。楢崎が出場するのですから、自然とカメラが楢崎に向けられます。従ってこの日は必然的にGKの撮影も増える事になりました。(=^.^=)

この日の先発GKは日本の守護神、楢崎!\(^O^)/

チリ戦に続き右サイドバックで先発の内田

この日はMFとして先発出場の大久保

ふと見ると選手の入場口付近にTBSの解説者でもある元Jリーガーの小倉が立っていました。この日のTV中継はTBSだったのでそのTV中継でピッチ解説をしていたのだと思われます。それから程なくして両チームの選手が入場しメインスタンド前に整列し、両国国歌の斉唱となったのですが、ボスニア・ヘルツェゴビナの国歌の斉唱者は誰も居らずメロディが流れただけでした。これも普段なかなか無いことです。続いて日本国歌君が代の斉唱、この日の斉唱者は声楽家の錦織健でした。君が代斉唱の後、両チームの先発メンバーの写真撮影が行なわれ、その後選手がピッチに散って行きました。

この日もゴール裏に新デザインの巨大レプリカが出現

メインスタンド前に整列した日本の先発メンバー。手前は国歌斉唱を行った錦織健

この日先発で日本のゴールを守る楢崎

試合開始前に写真撮影を行う日本の先発メンバー

ピッチで円陣を組む日本イレブン

ゴール裏のサポーターの声援に応える楢崎

そして日本ボールのキックオフで試合が開始されました。
この日は先日のチリ戦からどう修正してきたか興味深く観戦していましたが、序盤から日本がペースを握りボスニア・ヘルツェゴビナ(以後ボスニア)ゴールに向かって攻め込んで行きました。先日のチリ戦の時と同じく狭いエリアでボールを繋ぐ戦術には変わりありませんでしたが、この日は逆サイド、特に右サイドの内田の所に大きくスペースが空いている事が多く、左サイドからロングパスで大きな展開を図るシーンもしばしば見られました。チリ戦ではなかなか良い攻撃を見せられなかった内田がこの日は幾度か良い形で攻め上がり、チャンスを作り出していました。しかしやはりゴール前での決定機を作る事が出来ず、サポーター達をオッと沸かせる様な局面は見られませんでした。大久保のトップ下もイマイチ機能していないようでした。そうこうする内にボスニアもカウンターと高さを生かして日本ゴールに迫り、ボスニアの高さに対して阿部が対応を誤りDFの裏に出られシュートを打たれるシーンも見られましたが、これはGK楢崎がガッチリとキャッチしゴールを割らせませんでした。(^^)

日本ボールのキックオフで前半開始

この日も先発FWの一人、巻

ボスニアゴール前での攻防

この日ピッチで解説をしていた小倉

日本のゴールマウスを守る楢崎

DF内田が右サイドからクロスを入れる

前半34分には前半20分頃に相手GKと交錯して脇腹の辺りを痛めていた巻が退き、その代わりに山瀬が投入されました。その山瀬は大久保に代わりトップ下に入り、大久保が巻の代わりにFWに入る布陣に変更しました。しかし見ていた限りこの布陣の方がシックリ来ていました。個人的には大久保のトップ下はあり得ないと思います。。。(^^; 山瀬が入って少しはリズムが良くなり日本が幾度かシュートを放つ場面も見られましたが、相手のDFを崩すまでの攻撃は見られませんでした。前半のロスタイムにはボスニアにペナルティエリアの直ぐ外からのFKを与えてしまい、壁の下を狙って蹴ったFKがDFに当たりコースが変わってヒヤリとするシーンが見られましたが、このシュートは楢崎が素早く反応してキャッチし事無きを得ました。(^o^) そして前半は0対0のまま終了しました。

前半34分、負傷で交代しベンチに戻る巻

この日良いオーバーラップを見せていた内田

日本ゴール前のハイボールをジャンプしてクリアする楢崎

ボスニアゴール前での日本の攻撃

日本ゴール前でハイボールをシッカリとキャッチする楢崎

ボスニアのFK。壁に当りコースが変わったがこれも楢崎がキャッチ

前半の日本は先日のチリ戦と同じく出来が悪く、見ていてフラストレーションが溜まるような試合展開で、見ている限り日本はあまりシュートを打つ気が無いのかと思える様な感じでした。ゴールを奪うには当然シュートを打たなくてはなりません。「遠目からでももう少しシュートを打てば良いのに・・・」と切に思った次第でした。(^^ゞ
ハーフタイムに入り大型ビジョンにこの日観戦に訪れていたオシム前監督が映し出されました。この日の対戦相手ボスニア・ヘルツェゴビナはオシム前監督の出身国で昨年11月に脳梗塞で倒れてから初めて公の場に姿を見せたとの事でした。映し出されたオシム前監督の姿にスタンドに残っていた観客からは一斉に大きな歓声が沸き上がりました。その後、さらに大型ビジョンにこの日同時間帯に行なわれていたハンドボールの日本対韓国戦の途中経過が映し出され、スタンドの観客から再び歓声が上がりました。
ハーフタイム終了間際には恒例となっているマッチボールプレゼントの当選番号が発表されたのですが、隣に座っていた親子連れが見事当選し、周りから拍手を受けていました。(^.^)
その後まもなくハーフタイムが終了し、選手たちがピッチに戻って来ました。ボスニアは2名の選手交代、日本はハーフタイムでの選手交代はありませんでした。

前半を終えて戻ってくる楢崎

大型ビジョンに映し出されたオシム前監督

ハーフタイムが終わりピッチに戻って来た日本の選手達

そしてボスニアボールのキックオフで後半が開始されました。
後半も序盤から日本がペースを握り、両サイドから攻撃を仕掛けましたが、その度にボスニアの高さに跳ね返され前半と同じくまたまた良い形を作る事は出来ませんでした。クロスを上げるにしても、同じようなボールばかりではなく、早いクロスとか、グラウンダーにするとかもう少し工夫があってしかるべきかと思われ、体格的にも高さでは勝てないのに分かっているのに何度も同じような攻撃を仕掛ける日本の攻撃に僕の周りのサポーターからも戦術を疑問視する声が上がっていました。それを裏付けるかの様に、後半23分の先制ゴールはCKからゴール前に高いボールを入れるのではなく、遠藤が右CKからペナルティエリアの外でフリーになっていた山瀬にパスを出し、山瀬がその位置からシュートを放ったボールがゴール前にこぼれ、それを中澤が押し込んだものでした。しかし形はどうあれとにもかくにもようやく日本が先制点を挙げました。

ボスニアのキックオフで後半開始

ゴールを狙うFW高原

ボスニアゴール前での競り合い

後半も日本のゴールを守るのは楢崎

左サイドで相手DFをかわそうとする駒野

ボスニアゴールに攻め込む日本

センターライン付近から前線へボールを送る阿部

この日も豊富な運動量でピッチを駆け回る鈴木啓太

この日もイマイチの調子だった高原

得点を挙げてホットしたからか後半30分過ぎから日本はようやく選手交代を行なって来ました。後半33分に中村憲剛に代え今野を、後半37分、高原に代え播戸を投入して来ました。そして後半38分、センターサークル付近から大久保がラインを上げていたボスニアDFの裏に浮き球のスルーパスを出し、これに山瀬が反応し抜け出して冷静にGKの脇を抜くゴールを決め、日本が追加点を挙げました。このシーンではDFより前のポジションに播戸がいたのですが、その播戸がボールに触るとオフサイドになってしまう所でしたが、このシーンはその播戸が上手く囮になっていたようでした。日本はさらに終了間際の後半43分に大久保に代え羽生を投入して来ました。ボスニアはその前に交代枠一杯(?)の6名の選手交代をしており、控えGK以外全ての選手を使っていました。「せっかく極東の遠い国まで来たのだから皆出してあげよう」てな感じでした。(#^.^#)

羽生が交代する際はファウルで日本がFKを得た場面だったのですが、羽生がピッチに入ろうとした間隙を縫って(^^;、今野が素早いリスタートでゴール前にクロスを挙げ、それに播戸がDF2人に競り勝ち、落とした所に山瀬が走り込んでシュートし、日本がドサクサに紛れて(?)3点目を奪いました。高さを誇るボスニアもこの素早いリスタートに翻弄されたのか(*^.^*)播戸に競り負けてしまいました。

日本の守備陣、鈴木啓太と阿部(奥)

センターバックの阿部がドリブルで攻め上がる

オフサイドのFKを蹴る楢崎

後半37分、高原に代え播戸を投入

追加点を挙げた山瀬に駆け寄って喜び合う日本の選手達

後半43分、大久保に代え羽生を投入

そうして程なくして試合終了。3対0で日本が2008年の初勝利を挙げました。しかしながら3点を取ったとはいえ、後半は明らかにボスニアのコンディションが良くなく、日本が素晴らしいサッカーとしたとは到底思えない試合展開でした。一緒に観戦した先輩も僕と同じような感想を持ち、またTVや新聞でもこの勝利に対してはあまり好意的なコメントは無いようでした。そんな悪コンディション(?)のボスニアでしたから特に後半は楢崎の出番はほとんど無し。その点はちょっと残念ではありましたが、ピッチで楢崎のプレーが見られ大いに満足しました。この安定した危なげない守備を見れば今後も川口ではなく楢崎を使うべきでしょう!

試合終了後、健闘を讚え合う両チームの選手達

こちらは勝利を喜ぶ日本選手達

久しぶりの先発で安定した守備を見せた楢崎

試合終了後、ピッチでは表彰式が行われ、表彰式後に選手がピッチを廻り始めましたが、それを見届けることなく我々はスタジアムを後にしました。この日は日中暖かく、夜も先日のチリ戦ほどは寒くありませんでしたが、それでもやはり身体は少し冷えていましたので、先輩と一緒にタクシーで新宿御苑方面に出て、居酒屋に入り熱燗で身体を温めて来ました。(#^.^#)
次戦はいよいよW杯予選本番のタイ戦です。実力的には圧倒的に日本の方が上ですが、タイはガチガチに引いてくる事が予想されます。そのタイ相手にチリ戦やこの日の試合のような攻撃をしているようでは到底楽観視は出来ません。タイ戦では圧倒的な力の差を見せつけ、素晴らしい攻撃で大量得点を挙げ、ぜひ大勝して欲しいものです。

写真をクリックすると拡大写真が見られます。

No. 63
日本対チリ
No. 65
日本対タイ




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